子宮奇形
子宮奇形とは、今までお話したがんや筋腫などの体に何らかの症状を及ぼす病気ではありません。
子宮奇形とは先天性のもので、先天的に正常な子宮とは異なる形の子宮のことをいいます。
詳しくお話しますと、子宮は洋ナシを逆さにしたような、子宮体部が角のとれた逆三角形で子宮頚部が細い筒状になっています。
その子宮体部のところがくぼんでいたり、左右に分かれてハート型のようになっていることを子宮奇形といいます。
この子宮奇形は、子宮の頭のほうが少しくぼんでいる『弓状子宮』、子宮の形は正常ですが子宮の内部に壁がある『中隔子宮』、子宮のどちらか片側が小さくなっている『単隔子宮』、子宮・子宮口・膣が二つある『重複子宮』、子宮の頭のほうがふたつに分かれている『双角単頸子宮』、子宮の中に二つの内腔がある『双角双頸子宮』の6つの種類に分けられます。
では、なぜ子宮奇形が起こるのかのお話ですが、まず始めに子宮奇形は決して珍しい症例ではない事を明言しておきます。
子宮は、女性の体ができる過程の中でとても奇形の起こりやすい器官なのです。
まず、子宮は胎児期のとても早い時期に形成されます。
そして、その形成のされ方はミューラー管と呼ばれる子宮の元となる二つの器官が左右から結合して出来るのです。
子宮奇形とは、その結合がまれに途中で止まってしまうことがあり、そのせいで正常な子宮の形にならない事が原因になります。
子宮奇形は発生学と関連があり、他臓器に影響がある場合もありますので、奇形が発覚したら、お医者さんで詳しく調べてもらう事をおすすめします。
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